NIP活動・小集団活動(2016年度)
NIP活動
構内セキュリティ構築PJT
現行の構内セキュリティ対策についてさまざまな角度で検証し、新潟共備のセキュリティリスク低減を提案すること目的に活動しました。
目的へのアプローチは次の2点です。
アプローチ(1):過去に導入されたセキュリティ対策の検証
アプローチ(2):既設のセキュリティ対策に脆弱性が認められる項目の検証
活動は事務所地区と現場地区の2チームに担当分けし、各チームのリーダーを中心に詳細検討しました。
以下にセキュリティリスク低減に関する提案(成果物)を記載します。
- 火災検知場所の増設による火災早期発見
- 専門業者の定期的なねずみ駆除による通信機器回線断線の防御
- 構内外周フェンス改修による不審者侵入リスク防御
- ICカードキー導入およびタッチ式テンキー増設による入室規制強化
右記セキュリティリスク低減提案の実現により、新潟共備のセキュリティレベルを上げることが可能となり、結果、社員/関係者への安心感担保および信頼性を高めることにつながると考えます。今後は当該提案実現に向けた諸活動を継続いたします。
休日・夜間緊急時対応アローチャート作成PJT
夜間・休日における緊急事態発生時に、当直の交替者3名で迅速な初期行動ができる仕組みを作成しました。
目標は、「10分以内に関係各署へ第一報の連絡ができること」及び「災害対策本部を設置後スムースな引継ぎができること(当直班長から防災管理者へ2分以内で口頭による引き継ぎができる)」です。
活動内容は、次のとおりです。
- 災害発生から自衛消防隊設置までの交替者が行う行動
- 地震時の行動
- 発災時に優先する行動
- 緊急通報の優先順位
夜間・休日の発災は、駆付け者が到着するまで、交替者3名だけで活動しなければならないため、簡素化した見やすいアローチャートを作ることが出来ました。また、緊急通報時、公設消防への情報伝達および駆付け者への伝達がスムースに行えるよう発災情報の連絡内容を簡単に記入できる用紙も作成しました。
今回のプロジェクトでは、幾つかの課題も見つかり検討も継続する必要がありますが、活動結果を有効活用するために所管部署へ引継ぐことで規程類に反映させ社内のルール化となることを望みます。
保全戦略構築PJTⅡ
本プロジェクトは昨年度の保全戦略構築プロジェクトの継続活動として、以下の内容で取り組みを実施致しました。
●活動テーマ
「今後10年以内に発生する恐れがある、油配管の漏油リスクに対応可能な保全戦略の構築」
●活動内容
- 昨年度の配管検査結果の対応措置
・追加検査の実施
・補修計画の策定 - 小口径配管の防食施工ルール策定
- 配管検査インターバルの策定
今回の取り組みで配管腐食の状況・傾向を確認できた事は、大きな成果であったと思います。今後は、今回策定した配管検査インターバルを運用することで、長期的な設備の維持・管理が図れるものと考えます。
小集団活動
新人教育資料の見直し修正
●活動概要
作年度NIP活動で作成した新人教育資料は、新人教育で初めて講義で使用しましたが、説明資料として不十分な点が見受けられたため、次年度入社の新人に対してスムーズな教育が行えるよう見直しました。
実施内容
- 教育資料の修正作業
- 講義における懸案事項対応
- 教育スケジュールの見直し
●活動の成果
教育資料の見直しにより2017年度新入社員用の教育資料が完成しました。
担当講師からの反省および意見に基づき、教育スケジュールおよび教育環境の充実が図られました。
消防2点セット6名操法要領書の作成
テーマは消防2点セット6名操法要領書の作成。テーマ選定理由は石コン技能コンテストが5名操法から6名操法になったことと防災課技能コンペが3名操法から6名操法になった為要領書が必要となりました。活動方針としては3名操法から6名操法への役割分担、石コンコンテストの実施に伴う消防署員からの指導内容を参考にし、6名操法要領書の作成を行ないました。活動予定としては、5月までに1回目のコンテストに於ける操法案をまとめ6月に1回目のコンテストを実施。7月下旬から石コンコンテストによる消防署員の指導を参考に課員で協議し、10月中旬に要領書を作成し十一月上旬に二回目のコンテストを実施、十二月から一月末までに発表資料を作成しました。全課員が活発な意見を出し合い良いものが作れました。
危険物掲示板の作成
活動テーマの選定理由は、(1)危険物標識掲示板の劣化 (2)標記内容の変更 (3)記載等が消えている (4)看板取付枠の腐食進行などが見受けられました。そこで活動内容を危険物掲示板新規作製と決めました。
主な活動は最初に現状把握・掲示板枠の寸法を計測し、枠の製作を外注依頼。その後各班でカッティングマシーンにてシールを作製、看板に貼り付け枠に取付けるという工程で作業を進めました。
今回の活動で、標記がより見やすく枠も綺麗になり、又掲示板をすべて外注に出すよりもコスト削減に繋がりました。
今後標記変更等があっても今回の経験を生かし敏速な対応が取れると考えます。
2016年度 NIP活動スタート
NIP活動
今年度のNIP(Niigata Improvement Project)活動が始まりました。
この活動は平成10年から始めたもので、社員全員の参加のもと業務の効率化、省力化、コスト削減等に繋がるテーマを毎年設定し取り組んでいます。
今年度の活動計画が決定しましたので、紹介いたします。
【休日・夜間緊急時対応アローチャート作成プロジェクト】
昨年実施した各種防災訓練のレビュー結果を踏まえ、特に、夜間・休日における緊急事態発生時に、当直の交替者3名が迅速かつ効果的な初期行動を執れるよう、優先度を勘案したアローチャートを作成すると共に、駆け付けた防災管理者へのスムースな引継ぎ方法(情報伝達方法)について検討します。
【構内セキュリティ再構築プロジェクト】
「現在運用している入出門管理や建物の施錠管理等のセキュリティシステムについて、自然災害や事故、不審者侵入など想定されるセキュリティリスクへの有効性を評価し、安全、安定操業を維持するうえで改善が必要と判断されるものについて、実行可能な対策を検討します。
【保全戦略構築プロジェクト ─ Ⅱ】
昨年度の保全戦略構築プロジェクトを継続し、昨年実施した配管検査により確認された油漏洩リスクが高いと考えられる小口径配管等について、引き続き類似箇所の検査を継続して実施し、補修計画を策定・実行すると共に、昨年度の検査結果も踏まえて、配管の今後10年間の総合的な検査計画(検査部位、検査方法、インターバル等)を策定します。