地元新潟の紹介(社報「ゆてき」より)(新潟のお酒シリーズ)
新潟のお酒シリーズ:「日本酒の今」
「長岡市日本酒で乾杯を推進する条例」が昨年7月30日制定したことを皆さん知っていますか? 「乾杯条例」は県内初。長岡市は県内最多の17の蔵元がある地域で、伝統産業の振興に繋げたいとの思いからだそうです。 最近の日本酒は、ど~なってるの?そうだ!新発田市には造り酒屋が4軒あるから、解らないことは聞いてみましょう。
こんにちは、菊水酒造の若月さん(取締役生産統括)最近の日本酒について教えて下さい。 は~い!何でも聞いてください(きっぱり!)最初にお酒が出来るまでの工程を説明しますので、酒蔵等をご案内しましょう。 新しい建物と古い建物が混在していますね? 東日本大震災後に、耐震構造建屋に建替えを行っている最中です。 製造規模が大きいですね? 製造規模は全国で16番目、新潟県内では、2番目となります。 規模の割に従業員が少ないようですね? 各セクションで集中コントロールシステムを早くから採用していますので、オートメーション化され手作業は少ないですよ。 最近は、国際的に「日本食」がブームになっていますよね? 日本食=日本酒ですから、各蔵元では海外のニーズを意識していますよ。八海醸造さんでは大吟醸酒の増産、妙高酒造さんは輸出に力を入れているので、国際的な品評会でグランプリを受賞したりと、国内外に高く評価される日本酒を、当社も目指して日々努力をしていますよ。
皆さんも、健康を考えて日本酒の温燗をちびり・ちびりと、翌日の勤務に差し障りの無い飲み方で、日本酒を愛飲しましょう。
酵母熟成中
機械化で出来たお酒
新潟のお酒シリーズ:「オチさんの穴蔵には美味しいワインがある?」
角田山の麓は、新潟には珍しく積雪が少なく湿度も高くワイン作りに適した気候ですが、砂地で水はけがよい代わりに栄養分が少ないため、美味しいワイン(ぶどう)作りのために土壌改良を重ねてきたそうです。
早速ぶどう畠を覗いたところ、運よく作業をしていました。ファームの人とボランティア(もちろんワイン好き)の方々が、カベルネ・ソーヴィニョン(赤ワインの品種)の畠でぶどうの葉摘みをしているところでした。葉を摘むことでぶどうに陽を当てるのだそうです。他にもシャルドネ(白)、シュナンブラン(白)、ピノ・ノワール(赤=あの何百万円もするロマネコンティの品種)も作っていますが、もう収穫は終わったそうです。残念!
カーブ・ドッチ(Cave d’Occi)は、ワインショップはもちろん、レストラン・パン工房やジェラート等のマーケット・日帰りスパの他、チャペルで結婚式も挙げられます。運良く式を終えたばかりの花嫁さんを見ることができました。
天気の良い日にドライブがてらお出かけしては如何ですか?ワインをしっかり飲みたい人は宿泊施設もあります。
取材の日は車で飲めませんでしたが、ノンアルコール白ワインもあるそうです。お試しあれ。でもやっぱりワインですよね。
カーブドッチのワイン「Bona Apettit !」

結婚式風景

ワイン倉庫
新潟のお酒シリーズ:「新潟酒の陣」
新潟の一大イベント「新潟酒の陣」が、今年も3月15・16日の両日、朱鷺メッセで開催されました。
新潟県内から90もの蔵元が出店して、それぞれの自慢のお酒が試飲できるというこの催しに、今年も10万人にもう少しで手が届くほどの人が参加したとのこと、みなさん地酒を堪能されたことと思います。
2004年から10回目の開催となり(震災の年は中止となりましたが)、普段新潟に縁がない方も遠くから大勢足を運んでもらい、また海外からわざわざこの2日間のために来日する人がいると聞き、新潟を知ってもらうのにはとてもいい機会だと思いました。
せっかく新潟に来てもらったので、お酒だけではなく、地元のいいところをたくさん見てもらって、みなさんに新潟好きになってもらいたいものです。
ところで、私は新潟のどこをPRしようかと考えると、当たり前に身近にある環境にあまり関心を持っていなかったことに、改めて気づかされました。酒の陣は私にとって故郷のことを考える良い機会となりました。

酒の陣会場

試飲ブース

配布の御猪口とガイドブック