HSSEトピックス(2021年7-9月)

西基地総合防災訓練    有事での動きを頭に叩き込む

『有事』を辞書で引くと、『大規模な自然災害などの非常事態』とあります。また、『有事』の対義語は『平時』『日常時』となります。

普段『有事』をあまり意識することが無いかも知れません。しかし、自然災害の中で『地震』を考えた場合、過去の大地震の経験上『有事』はいつ起きるか分からないことは明らかです。
今回の総合防災訓練では、そのいつ起きるか分からない地震発生時という『有事』の際、『全員が持ち場立場で迷わず確実に行動が出来る』ことを目指して訓練を行いました。
地震発生時の訓練では、次の事項を基本に組み立てています。

①自分の身を守る

②津波発生情報等の確認

③社員の安否確認(家族へ無事の連絡)

④設備の緊急停止

⑤消防等への通報

⑥自衛消防隊の立ち上げ

⑦施設の点検(タンクルーフ、施設等)

⑧消火設備起動

⑨現場での消火活動(自衛消防隊、共同防災隊、公設消防隊)

⑩マスコミ対応等渉外活動

これらはあくまでも基本事項であり、災害の発生状況ではその順序や行動は変わるものと思いますが、毎年これらの活動を頭に叩き込むことによって、『有事』の際の各人の動きが有効に機能できると確信しています。
今回の訓練後、様々な反省点が出されましたが、それらを真摯に受け止め、次回の訓練に活かして参ります。

 

消火訓練放水中

情報班 情報を白板へ記録する

 

若手ヒヤリハットパトロール

今年の新入社員5人に危険感受性を高めてもらう事を目的に、過去のヒヤリハット事例等を説明しながら一緒にパトロールを実施いたしました。
普段目にしている景色に、もしかすると危険が潜んでいるのではないかや、見方を変えると気付くものがあることを感じてくれたなど、危険が潜んでいるかもしれない場所を意識してパトロールすることの大切さを感じて貰えたのではないかと思います。ヒヤリハットパトロールを通じて身近には色々な危険があることを知ってもらいました。
今後は仲間の感じ方や意見も取り込み、普段から五感を意識した現場パトロールを実践し、日常に潜む危険をいち早く察知出来るようになってほしいと期待します。

 

頭上にもヒヤリが潜んでいます

2m以上の段差箇所確認

 

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