HSSEトピックス(2017年10~12月)

1.社長安全査察

平成29年度の社長安全査察は、10月16日に行われました。今年は、東3号桟橋、構外配管架台更新工事現場、第一屋外変電所、ボイラー室脇駐車場工事現場を査察しました。

桟橋上で査察中

天候はあいにくの小雨でしたが、各査察現場では、設備保全状況・工事の進捗状況・安全対策等について、参加者それぞれの多様な視点での質問・確認が活発に行われておりました。

接岸速度計を確認

ボイラー室脇駐車場工事現場では、「仮設電気設備検査指図書」に基づく「電気検査許可証」の不具合について指摘され、また、構外配管架台更新工事現場では、査察メンバーが自ら工事足場へ上がり、自分の足で現場の状態を確認しました。

工事現場の機材点検

最後に古城戸社長より、設備保全上の懸念箇所の改善が見られること等について、講評を頂くとともに、「慣れ」が招く危険や、季節的な足場の悪さについての注意喚起と激励の言葉を頂き、今回の安全査察は終了いたしました。

2.西基地総合防災訓練

10月25日、西基地にて総合防災訓練が実施されました。今回の訓練は発災現場での公設消防隊と当社自衛消防隊、東港西地区共同防災隊の連携確認、並びに地震発生時における東西同時の自衛消防隊組織の立ち上げと、東基地自衛消防隊が西基地で合流する際の連携確認を行いました。訓練想定は地震によるタンクスロッシングにて原油が溢流し、リング火災が発生したという内容で行いました。

あわただしく準備中

今回は自衛消防隊基準等の災害時対応規定類を大幅に改訂した内容と、これまでの訓練反省を踏まえた改善内容を盛り込み実施しました。作業内容や連携については各部隊で事前に準備していましたが、合流前の少ない人員での対応と災対本部再編の大変さを強く感じました。また、各部隊間での無線連絡の錯綜など上手く行かない点もありましたが、実戦を思わせる状況を体感出来たことは大きな収穫となったと思います。有事の際は訓練以上の事は出来ません。今後も緊張感ある訓練の中で心身を慣らし備えたいと思います。

到着した公設消防へ状況説明

一斉放水

最後に訓練にご協力頂きました新潟市北消防署、東港西地区共同防災センター、並びに協力会社の皆様へ感謝申し上げます。

3.安全のひと言

皆様の弛まないご努力、ご協力に支えられて、当社の無事故・無災害が続いておりますことを、心より皆様に深謝申し上げます。

最近、私にはとても気になることがあります。それは「自然の猛威」です。大雨、洪水、台風等、自然の脅威がスケールアップし、生活環境が激変してきていると、皆様もお感じになりませんか?毎日のようにどこかで、天変地異、重大事故、甚大な被害とかニュースが飛び込んできます。「数十年一度」とか、「特別警報」とか、「避難準備勧告や指示」とか、生活上、聞き慣れた言葉になってしまって、皆様の危機意識が少しずつ低下してきている気がしています。でも現実は、何処かで、人の営みや誰かの資産を、天変地異を含めた事故・災害が一瞬で奪ってしまい、復旧に時間や資金を要することが実際に起こっています。社会通念上、災害事象が定常化し、危機意識が知らないうちに低下して来ているように思うのです。日頃の安全活動の努力をもってしても、全ての事態に対処することは無理かもしれませんが、減災は出来ると思っています。私は安全や危機管理の取り組みと言うのは会社単位や個人生活のレベルでも、対処の基本的な仕組みに大きな違いは無いと思うのです。

「事故や災害には前もってリスクを意識し、身の丈で日頃から出来る対策をとって備える。」

「不幸にして事故や災害が起きても最小限に被害を留める冷静な対応を心掛ける。」

が、一番の基本で、大事にしなければならない「人の意識」だと思うのです。

ところで、最近、私が外出する時、持ち物で心掛けているのは、①お財布、②スマホ、③予備電池、④身分証の携行所持です。玄関の前でいつも指差呼称する癖がついています。これだけでも身を守る最低限の対処は出来るかなと心掛けています。

どうぞ、皆様もお仕事、生活で一層ご安全に!

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