HSSEトピックス(2014年10~12月)
1. メディア対応訓練の実施
CMP・BCP訓練の取り組みとして、当社で災害が発生した際、自衛防災組織設置下での各員の緊急対処行動と広報行動の訓練を実戦対話形式で実施しました。事故想定として、外航船揚荷作業中に海上漏油(FCC重油)が発生し、緊急防除活動過程で行われる具体的広報活動を体験していただくものでした。訓練内容としては、11月25日と26日両日に関係者による事故に関わる外部広報のメディア対応基礎知識と応用力の習得(座学)と、11月27日に海上漏油シナリオに基づいて、実地の社内外の対面訓練を行いました。(1)災害対策本部設置、参加者ロールプレイによる対面・対話形式の緊急処置活動(報告、指示、記録・周知)等の訓練(15分)、(2)公設(消防・海保)の事情聴取の対面対応(15分)、(3)電話問い合わせの対面対応(15分)、(4)来訪者(公設、プレス、周辺企業・住民)の対面対応(15分)(5)事故に関わる社代表の記者会見(30分)を含んだ総合的な対面訓練で、非常時、限られた時間と人員を有効に使い、事故処置に対処しながら、必ず求められる外部への適切な対応、報告、説明、広報を行う事が、如何に困難を伴うものか、代理、代行体験を含めて、各位が自ら考えて行動する訓練体験をしていただく、良い機会であったと思います。今後も、社員各位が、緊急時の対応能力の維持、向上が出来得る訓練を順次、企画して参ります。ご理解とご協力をお願い致します。
対策本部会議中
記者会見
2. 西基地総合防災訓練を実施
10月16日、震度6強の地震が発生し、西基地のT―7タンクがスロッシングにより溢流し、リング火災が発生したとの想定で、西地区共同防災センターと合同で総合防災訓練を実施しました。
今回は行動内容、進行時間を細かく作り、少ない数の無線機で対応するとの内容に沿って行われました。実際にやってみると、机上で考えたシナリオには無い状況に出くわしたり、進行時間を意識して次の行動に上手く移行できなかったり、事前打ち合わせと多少違っていたりした場面もありましたが、緊張した中でもキビキビ動き、臨機応変に対応していました。
訓練と同じ様に行動をするのは本番ではなかなか難しいですが、今回経験した事、反省点を今後の訓練内容に反映させ、有事に対し実行力ある防災活動の充実を図って参りたいと思います。
放水訓練
手当てを受ける負傷者