HSSEトピックス(2011年7~9月)

1.社長安全査察実施

平成23年度の社長安全査察を10月6日に開催致しました。

本社と事業所の統合後、最初の社長安全査察となりましたが、今回は東基地を対象に現場査察を行うと共に、当日の交替勤務者及びSEC、新共企業の日勤者との懇談を行いました。(来年3月に西基地対象で実施予定)

現場査察では、NO.2102タンク開放工事及び東3号桟橋を中心に行い、工事の施工管理方法及び安全対策について確認がなされ、渡辺社長からは安全管理の徹底について指示がありました。

交替勤務者及び日勤者との懇談では、健康管理及び危機管理の他、日頃感じている職場の改善要望事項等について、活発に意見交換がなされました。

最後に、渡辺社長より講評を頂き、現場では整理整頓や安全管理が図られていたが、引続き点検・整備等をしっかり行い、知恵と工夫でより一層の安全安定操業の継続を図るよう要望があり、更なる努力を行うことを全員で確認し、安全査察を終了しました。

 

No.2102タンク内部点検

 

東3号桟橋点検

 

No.2102タンク安全掲示板点検

 

当日の交替勤務者との懇談

 

SEC、新共企業日勤者との懇談

2.HSSE講話「災害時の備えについて」

今年は3月の東日本大震災、台風による新潟をはじめとする各地の広域水害等、天変地異や災害の多い年であります。未曾有の死傷者、被災者の方々を生み出してしまいました。災害により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますと共に、被災された方々に謹んでお見舞い申し上げます。当社も先の地震の際、設備等で被害を受け、今も一部修復作業は続いている状況にあります。当社には、人的な被害は無く不幸中の幸いでした。これは、初期の緊急対応活動等、ひとえに、社員各位の日頃からの安全意識の高さと準備の表れだと思います。教訓としては「災害の悲惨さと日頃の備え」だと思います。今後も温暖化の影響等で、地球的規模で予測不能の異常現象、大災害が起こり得る、不透明で不安定な時代になっており、また、先の震災は国内外の衣・食・住・環境に世代を超えて長きにわたり影響を及ぼすことと思います。当社は、これまで、有事の際のハード・ソフト両面でシステムの整備と構築、社の備えと社業の継続をして参りましたが、災害時の早期の事業復旧と周辺地域への早期社会貢献、協力は今後、企業として当然の社会的責任となって行くと思います。これまでのHSSEの諸活動を活かし、社員各位が気持ちを引き締め、防災、環境保全、重大事故防止に、弛まぬ努力を払い、決して油断せず、慢心せず、不正を行わず、災害時には早期に事業修復を行い、早期に地域社会に貢献、協力する企業として、共に備え、共に歩んで参りましょう。今の世の中は「HSSEは企業の柱」であり、ないがしろにしては滅ぶ時代です。

もう一つお話ししたいのは健康管理の重要性です。協力会社の方々を含めた社員の年齢構成が比較的高く(平均年齢53歳)、生活習慣病等、予備軍の方も少なからずいらっしゃいます。かけがえのない知識、経験豊かな各位の自己健康管理、生活習慣の改善は、これから活発な企業活動を継続して行くには、不可欠であり、人材育成と共に、大切な課題であります。各位とも自覚を持って、心身の健康維持に努めて参りましょう。

3.大容量泡放射システム模擬訓練

10月4日及び6日の2日間に渡り、大容量泡放射システム模擬訓練が東基地と西基地に分かれて行われました。

1日目の東基地では、東西交替勤務者の1班と2班、2日目は西基地で、3班と4班で行なわれ、発災タンクとして取水部から最も遠いタンク(東は№2008南東、西はT─4南西)を想定し、取水部・混合部・中継ポンプ部・放水砲部・ホース部等、必要な資機材を社有車5台に見立て、各部署に配備し、防災要員も配置して訓練に臨みました。

さらに、簡易無線機で、実践さながらの指示や合図を行い、各資機材の設定から放水操作までを、迅速かつ正確に行うことを目指して実施しました。

今回は、2回目の模擬訓練のこともあり、指揮、命令、報告もスムーズに行うことができました。訓練終了後の反省会でも活発な意見等が出され、参加者の防災意識も高く、充実した訓練となりました。今後も積極的に参加し、防災体制の強化を図って行きたいと思います。

 

統括防災要員による指示発令の様子(放水砲部)

 

泡放射システムの配置位置の確認の様子(取水部)

 

戦術会議の様子

4.安全講習会を開催

8月3日、NKB研修室において新潟共備社員及び安全衛生協力会会員が参加し、安全講習会を二部構成で開催いたしました。

第一部は安全衛生協力会主催の安全講習を新潟県労働衛生医学協会から源氏保健師を講師にお招きし、「熱中症に至るプロセスと対処方法」について講演していただきました。

毎年20人前後が、全国の職場で熱中症により死亡しており、さらに節電が叫ばれている今夏は、特に注意してもらいたい講演内容となりました。

健康管理や水分塩分補給だけでなく、WBGT計(熱中症指標計)などを活用し、状況に応じた作業環境の改善や作業者同士の声かけなどで、お互いの健康状態の確認なども予防対策として実行して行きたいと思いました。

第二部はHSSE年間計画に基づき、8月の電気安全月間を前に「ヒューマンエラーによる事故防止」について東北電気保安協会の伊藤講師よりビデオ上映と説明を頂きました。

勘違いやうっかりミスで事故を起こさないように、指差呼称や復唱など基本的な動作、そして作業手順書や表示板など具体的な対策を講じる事で、ヒューマンエラーを回避できると再認識できました。

熱中症もヒューマンエラーも、未然に防ぐ事が一番重要です。今後も無事故無災害に努めましょう!

 

真剣に聞き入る参加者達

 

東北電気保安協会の伊藤講師

 

新潟県労働衛生医学協会の源氏保健師

5.普通救命講習会に参加して

普通救命の講習会は昨年末の予定が延び、3月予定も東北大震災の影響により、ようやく6月28日に協力会社も含め30名が受講することが出来ました。受講内容は地元新発田地域広域事務組合消防本部聖籠分署より4名の講師を迎え、心肺蘇生法とAED使用の簡単な説明受けた後、約半日(3時間)の実施訓練を行いました。リアルな全身人形を前に緊張し、訓練の中では救急車手配を忘れてしまうこともあり、訓練の大切さを実感しました。実際にはないことが望ましいことですが、万一の場合にはこの訓練を基にしっかりと対応したいと思います。

 

全身人形を前に確認作業を行う参加者

新発田広域消防からの講師陣

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